■韓国芸能界でも多数の自殺者

 韓国でも2019年に元KARAク・ハラさん、今月14日にも女優のオ・インヘさんら、芸能人が自ら命を絶つ事件が少なくない。日本の芸能界での事象との関連はあるのだろうか。

「日本芸能界と韓国芸能界の事情は少し異なると思います。韓国のタレントや役者たちは、日本の芸能人より非常に強いプレッシャーにさらされているそうです。ダンスや演技、芸能の勉強を頑張って、やっとデビューしても、そこからまた熾烈な争いが待っている。一度人気が出ても、それが長続きするのも容易ではない。日本でもそういった部分での苦労はありますが、韓国は日本以上に芸能界で生き抜くのが難しい。あまりにもキツい世界ですから、それで自殺につながってしまうこともあるのでしょうね」

 城下氏は最後に、相次ぐ自殺報道について、こう語ってくれた。

「今と比べて、昔の芸能事務所が良かったという話ではないですが、以前は事務所の社長とタレントが二人三脚で、売れるために努力しているようなところが珍しくなかった。今はそういうこともあまりなくなって、芸能事務所とタレントの関係が希薄になったな、と芸能人の相次ぐ訃報を見て感じるところがあります……」

 これ以上、悲しみが続かないことを願うばかりだ。

 

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