■85歳で南米最高峰のアコンカグアに挑戦

 中尾彬(78)は、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)のレギュラーコメンテーターとして、豪快に世相を斬りまくっている。だが、そんな中尾も07年に「横紋筋融解症」と診断され、肺炎を併発した。「食通の中尾さんは、以前は肥満体と言っていい体型でしたが、この大病を経て、食生活を改善した。塩分を控え、野菜をよく食べるようになったとか。おかげで体重も減り、健康を取り戻した。同時に酒とタバコをやめたのも大きかったといいます」(芸能プロ関係者)

 この復活劇は、妻である池波志乃の“内助の功”が大きかったようだ。「池波さんは、中尾さんの“操縦”を誰よりも心得ている。食事制限も適度に緩急をつけて、うまくやっているようです」(前同)

 70、75、80歳と高齢者になってから3度エベレストに登頂し、85歳で南米最高峰のアコンカグアに挑戦した冒険家・プロスキーヤーの三浦雄一郎(87)。日々、さぞ厳しいトレーニングをしているかと思いきや、同氏を長年取材してきたフリーライターの溝呂木大祐氏は、そうではないと語る。「朝はゆっくり起き、運動は昼からマイペース……というのが三浦流。それで世界最高峰に登っているのですから、説得力があります」

 では、どんな運動をしているのだろうか。「60代の頃、体重が増えて膝が悪かった三浦さんが、若さを取り戻した秘訣は、足やリュックに重りを装着してのウォーキング。負荷をかけることで下半身を強化し、減量にも成功。その一歩一歩の先に、エベレストがあったんです」(前同)

 また、食生活では我慢しすぎないのが、三浦流。「肉もガッツリ食べる。ただ同時に納豆、ヨーグルト、チーズ、キムチなど発酵食品を積極的に取り入れる。発酵食品は腸内環境を整え、免疫力アップにつながるといいますからね」(同)

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