■「これからだって!」

 そして、終盤。「慶太が玲子をあの手この手で励まそうとするシーン」だ。早乙女にフラれて傷心の玲子は自分で髪を切って吹っ切れようとするが心は痛いまま。

 慶太は「痛いの痛いのとんでけー!」と何度も繰り返したり、「ずっと早乙女さんが好きだったのに!」と感情を爆発させて泣き叫ぶ玲子に共感してもらい泣きしたりと、優しさを見せる名シーンだった。

「その際の“これからだって! サヨナラしたならさ、きっと新しい良い出会いがあるよ!”という言葉に、“新しい出会いなんて無くてもいいから帰ってきて…”“これから、だったんだよー”“色々と思うことが多すぎる”と、現実の三浦さんと重ね合わせた間奏の言葉がSNSで溢れていました」(女性誌記者)

 その後、慶太の励ましで落ち着きを見せた玲子だったが、、直後に落雷に驚き思わず慶太と顔を見合わせた瞬間にキスされて……。という、新しい恋を感じさせる終わり方で、第3話は終了した。

「全8話の予定を、三浦さんの生前に撮影していた4話中盤までの映像をもとに、脚本を練り直して全4話の作品として完結させます。第2話の展開が早かったことや、ラストで早乙女(翔平)の髪色が茶髪になっていたことから”既婚者設定は、三浦さんの死後に新撮されたシーンでは”とされていましたが、今回の話を見る限り、ここまでの流れは、多少改変しつつも予定通りだったのでしょう。最終回が気になりますね……」(専門誌記者)

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