■二宮の律儀さは演技にも表れている

 二宮は名前に対しての誠実さを語っているが、俳優という仕事に対しても真剣そのもの。

「9月28日放送の『news zero』(日本テレビ系)では、二宮のインタビューVTRが流れた後、スタジオにいた櫻井翔(38)が、“嵐のバラエティの番組の楽屋で、彼がずっと一人でブツブツ”と二宮が終始なにかをつぶやいていた時期があったと話します。当時は何のために、ぶつくさ言っているのかわからなかったようですが、後に“落語家の役をやるのに、空でとにかく言えなきゃなんないので、ずっと一人でブツブツやってたんですね”と役作りだったことがわかったそうです」(前出の女性誌記者)

 6月30日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、2003年に公開された二宮の主演映画『青の炎』で撮影を担当したカメラマンの藤石修氏(66)が二宮の工夫を明かしている。

「二宮が口論するシーンで、同じところで台詞をつかえてしまうことが2回あったそうです。それで、3回目の撮影では何の問題もなくOKが出たんですが、藤石氏がどうして台詞をつかえていたのかを二宮に聞くと、台詞がとんでしまったのではなく、最後の4~5行のセリフを一気に言いたかったのに、途中で息が詰まってひと息で言えなかった、という理由だったそうです。これは、同作の故・蜷川幸雄監督の指示ではなく、主人公になり切って、たたみかけるように言うための二宮の工夫だったそうです」(前同)

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