■新米の風味が際立つ炊き方とは
さらに、新米の風味が際立つ炊き方を教えてくれた。
「常温より低い温度の水で、2時間ほど浸け置きするのがポイントです」(同)
食べ方も一工夫。もっちりした食感の品種は、濃厚な味や塩みのある食品と合わせると、お米の甘みが引き立つという。
「クリームチーズに味噌を塗って1日おいた“みそ漬け”を、ごはんの上で溶かしながら食べるんです。塩みで楽しむなら、ナメタケに、ゆず胡椒を適量混ぜたものも美味ですよ」(同)
粒立ちの良い品種は、お米の食感をしっかり味わえるので、炊き込みごはんに最適とか。炊飯器で、ごはんとおかずを一気に調理する『同時メシ』(宝島社)の著書もある澁谷氏。
「旬のお魚と、和風だしの素、しょうゆ、酒を適量入れて炊くと絶品です。炊飯器にお魚とお米だけ入れて炊いて、ポン酢をかけてもおいしいです」(同)
食欲の秋は新米で!