■嵐21年目に7年前のファンレター

 9月30日に公開されたウェブメディア『withnews』では、Iさんに直接取材を行った記事を掲載している。

「ツイッターに投稿された手紙が書かれた日付は、2013年12月15日。手紙を書いたIさんの母・Hさんで、このとき31歳。実は、かつて治療していた子宮がんが再発していたといいます。そして、2013年12月15日は、母・Hさんにとって特別な日。嵐のコンサートに行く日だったんです。

 手紙には『今日、初めて息子を連れて、LOVEのコンサートに行ってきました。行く前は“僕、恥ずかしいからお母さん一人で行ってきて”なんて言っていたのに、帰ってきたら“お母さん、また行こうね! あんなにかっこいい人たち初めて見た! 約束だよ!”と大はしゃぎ(笑)』とつづられ、『最後にこんな楽しい、最高に素敵な思い出を作らせてくれた嵐さんに感謝の気持ちしかありません』と、嵐の5人に感謝の言葉を述べています」(女性誌記者)

 このコンサートから10日後の12月25日、Hさんは息を引き取ったという。

「母・Hさんは、幼い頃に自身が児童養護施設で育ったこと。その施設から独り立ちする際に、施設の先生が買って聴かせてくれたのが、嵐のCD『感謝カンゲキ雨嵐』だったことなどつづっています。

 そして、病気のため子どもができない体になったことで、Iさんを養護施設から引き取ったことも初めてこの手紙の中で明かしているんです。Iさんは“うすうす気づいていた”とは言っていますが、驚きはしなかったと。それぐらいHさんやお父さんから愛情を受けて育てられたということですよね。

 Iさんはこれまでも自身の誕生日に、生前のHさんが書き残した手紙を受け取ることがあったといいますが、今年の手紙がまさか嵐へのファンレターだとは思わなかったと語っています」(前同)

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