■映画でフジテレビ超えを!

 制作会社関係者は続ける。

「大和田のような人気のキャラクターを使って単発ドラマを作る。そこで高視聴率をとっても、広告料が下がってきている中、1回の放送では収入はたかが知れている。他局に目を向けると、フジテレビは本業のテレビは不調と言われていますが、映画事業で利益を生み出しています」

 フジテレビが製作にかかわってきた映画作品を見ると、7月に公開された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の興行収入は35億円、2月に公開された『ヲタクに恋は難しい』も興行収入は13億円を超えている。

「2019年にも木村拓哉さん(47)主演の『マスカレード・ホテル』が約46億円、『翔んで埼玉』が約37億円と、フジテレビの映画事業は絶好調と言えます。

 一方、TBSの映画は、8月公開の『糸』が20億円を突破、2月公開の『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』も10億円を超えています。2019年も 『半沢』も手掛ける福澤克雄監督の『七つの会議』が約21億円、2018年も『スマホを落としただけなのに』が約19億円と、それぞれヒットしています」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6