■他局がシニア層を捨てて日テレが焼け太り!?
「夕方の報道番組の視聴率を見ると、日本テレビ系『news every.』の世帯視聴率が11~12%前後、コア層の個人視聴率だと4%強。
テレビ朝日系『スーパーJチャンネル』の世帯は7~9%、個人が1%前半、TBS系『Nスタ』の世帯が8~9%、個人が1%中盤、フジテレビ系『Live News イット!』の世帯が5%、個人が1%後半ほどです」(前出の制作会社関係)
テレビ朝日、TBS、フジテレビの3社のコア層の個人視聴率を足して、日本テレビにようやく並ぶ数字で、『news every.』の“1人勝ち”状態だということがうかがえる。
「『スーパーJチャンネル』もコア層の視聴率を意識した作りにシフトチェンジしていますが、ホラン千秋(32)がMCを務める『Nスタ』も、加藤綾子(35)がMCを務める『Live News イット!』も若い主婦層などを取り込むような番組構成を進めています。
ただ、テレ朝、TBS、フジの3社がシニア層を切り捨てるような番組作りに切り替えたため、実は、そのシニア層が日本テレビの『news every.』に流れてきているという現象が起きているそうなんです。日本テレビは他局がシニア層を顧みない番組作りをしているため、秋の改編期の最初では、“逆に”シニア層が喜ぶような番組構成にして、“受け皿”としてシニア層を取り込んでしまうという巧みな戦略を実践していると。そのことで、コア層だけでなく世帯でも視聴率がよくなってきているといいます。
ホランさんとカトパンが小競り合いをしている最中、藤井貴彦アナ(48)率いる『news every.』は“強者”だからこそできる選択をし、漁夫の利を得ていると言えそうです」(前同)
夕方の個人視聴率争いでは、今後も日本テレビの1人勝ち状態が続きそうだ。