■強烈なラブシーンがあった『ナラタージュ』

『ナラタージュ』は、高校三年生の工藤泉(有村架純)が、演劇部の顧問である葉山(松本潤)に恋心を抱いたことから始まるラブロマンスだ。高校三年生の制服姿、20歳の清楚な女子大生、現在は映画会社で働くOLの“3つの有村”が楽しめる作品となっている。ストーリーは、OLの有村が、昔を回想する形式で始まる。

「高校卒業時に、有村は松本が好きで、告白しようと手紙を書いていた。松本には、自宅に火を付けるなど精神的に不安定な妻がいましたが、卒業式当日に演劇部の部室を訪れ、手紙を渡そうとした時に有村は松本にキスをして、別れる。それから2年後、母校の文化祭に出演する演劇部の人数が足りない、ということで顧問の松本から電話がかかってきて、本格的に物語が始まります」(専門誌記者)

 過激な描写も多く、直接的に描かれていない場面でも、髪が伸びている、という松本の髪を風呂場で切り、服を着たままシャワーをぶちまける有村。そのままびしょぬれになりながら、口づけをかわしたり、松本から夜中に電話がかかってきたことに嫉妬した彼氏で靴職人の坂口健太郎に、料理している途中に無理矢理……といった描写もある。直接的な濡れ場も、2回ほどあった。

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