そして「一番私服がオシャレなメンバー」の1位に選ばれたのは1期生の齋藤飛鳥。齋藤を選んだ理由について中田は「めちゃくちゃ細いし似合うモノも難しいのかなと思いますが、必ず似合ってるものを着ています」、3期生の梅澤美波は「自分が好きなものへの追求の仕方が凄いなあと思います。オシャレなメンバーが多いですが、飛鳥さんは変わったデザインの服を着ているイメージがあります。以前お仕事が一緒だった時、ご一緒したタレントさんの服のブランドを一瞬で当てているのを見て、知識もあるし『本当に服が好きなんだな』と思いました」と彼女のファッションセンスを絶賛し、他のメンバーもこの結果に納得していた様子だったのだが、実は彼女にはこんなエピソードがある。
それは今から約4年前の2016年4月に同番組で放送された「齋藤飛鳥・独り立ち計画 初めての〇〇」の回でのこと。実はこの回で卒業生の生駒里奈が齋藤のファッションに関するタレコミとして「1人で服を買うときでも必ず母親に確認してからじゃないと決められない」という旨の話をしており、そのとき齋藤自身も「1人で(服を買いに)行かなきゃいけないときには試着した写真を撮ってお母さんと(伊藤)万理華にも写真を送って……」と、着る服を自分の意思では決められないことを告白していたのだ。
もしかしたら齋藤が「一番オシャレなメンバー」になれたのは、彼女の母親と伊藤万理華がファッションセンスを磨いてくれたからなのかもしれない。
(文・鎌形剛)