*第9位――ニナ
本名:ヒルマン・ニナ

2005年2月27日生まれ。15歳。名古屋出身。
特技:口を使った芸

 日本人とアメリカ人のハーフ。

 1次審査ではドアを思い切りノックして入ってきて、J.Y.Parkを笑わせた。
 2年前に来日した。面接ではJ.Y.Parkと英語で受け答えした。名古屋出身なのにオーディション会場は仙台だった。「気づいたら名古屋のオーディションは終わっていたから」と仙台に駆け込んだ。無謀とも思える行動力は芸能界で成功するタイプで、大化けする可能性あり。

 最終審査では結局、12人の中からこの9名が選ばれた。

 J.Y.Parkはtwiceの選考で、ジヒョにリーダーをやらせたり、ナヨンをセンターに持ってこさせるなど、意志のはっきりしたタイプを選ぶ傾向がある。

 メンタルが強そうな9名になった。

 J.Y.Parkは審査番組終了直前、ステージ中央の合格した9名のもとには行かず、真っ先に落ちた3名のもとに行き健闘を称えた。

 私がこの手のオーディション番組はあまり注目してこなかったのも、審査に落ちた若者たちのことが気になって仕方がなかったからだ。

 私の物書きのテーマがある。文豪が写った写真のなかで、他の人物たちの紹介クレジットに「ひとりおいて」と書かれている、その「ひとりおかれて」しまった名も無き人物にスポットを当てるのが私の物書きとしての使命なのだ。

 だから今回のJ.Y.Parkのとった行動は、賞賛に値する。

 TWICEのオーディションでは、一度落ちたモモが最終選考で復活して9人のなかに滑り込んだが、今回はそういうサプライズはなかった。

 落選組のアカリ・リリア・ユナの3名も、まだ先が長い。ファイティン。

 NiziUのデビュー曲『Make you happy』(6月30日発売)のYouTube再生回数は、7月13日現在、47,025,621回!

*NiziU 『Make you happy』 M/V
https://www.youtube.com/watch?v=QW28YKqdxe0

 驚異的な数字だ。

 コメント欄も英語が多く、世界的に注目されていることがうかがわれる。

 これだけ日本人アーティストが世界で注目されるのも、初めてのことだ。

 気になるのは――ミイヒ、ちょっと痩せすぎじゃないか。

 

K‐POPでいってみよう!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6