温泉のお湯を飲んだときもそうだった。『チマタの噺』であの”事件”について聞かれた彼女は語る。

「隣にバカリズムさんがいたんで。師匠がいると何でもやんなきゃって思っちゃって。ちょっとスイッチが入ったんだと思います。普通だったら絶対飲みたくないです私」

 バカリズムからバラエティのイロハを教わった朝日は、”NGなしタレント”としてテレビで活躍の場を広げた。しかし、最近少し変化も感じる。一発芸的な10円玉芸は早晩見なくなっていたとしても、”NGなし”を標榜してお笑い色の強い企画にチャレンジする姿も(全くではないけれど)あまり見なくなったように思う。

 もちろんそこには事務所の売り出し方の変更とか、バラエティのトレンドの変化とか、さまざまな状況があるのだろう。けれど、朝日にはやはり「師匠」のイズムを重ねたくなってしまう。

 2006年の『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)決勝でトツギーノのネタを披露しブレイク。その後さまざまな番組でトツギーノを見せるも、「このままトツギーノの人で終わっちゃう」ことに危機感を覚えそのネタを封印した、そんなバカリズムのイズムを。

(文・飲用てれび)

テレビの中の女たち

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