『乃木坂って、どこ？』（現在の『乃木坂工事中』）で放送されたデビューシングルのＰＲキャンペーンにおいてティッシュを受け取ってもらえず号泣してしまったのが西野だった。また同番組内「エピソードトークを話そう」企画では大好きな太った鳩のことを話しながら涙を流すなど、番組に出演するにつれ「泣き虫」なキャラが定着していた。
そんな西野に転機が訪れる。３ｒｄシングルで七福神（八福神）だった西野は４ｔｈシングルにおいて復帰したばかりの秋元真夏に間接的にポジションを奪われる形となってしまったのだ（西野と入れ替わる形で秋元が七福神入りを果たした）。
これ以降２周年記念ライブ「２ＮＤ ＹＥＡＲ ＢＩＲＴＨＤＡＹ ＬＩＶＥ」に至るまで、西野と秋元は仕事でもプライベートでも微妙な関係性が続いていたというのはファンならば周知のエピソードである。
６ｔｈシングルで再び八福神入りを果たすと、８ｔｈシングル『気づいたら片想い』では初のセンターポジションに選ばれた。その選抜発表では前向きな発言が彼女の口から発せられ、ファンの側から見ても成長の一端が感じられた瞬間でもあった。西野は初センター時を振り返って自分にとってのターニングポイントだと語っているように、これ以降の彼女は殻を破った姿を見せるようになる。
