高本彩「エイベックス」から「LDH」に移籍して成功を掴んだグループの最年長【アイドルグループ「最年長メンバー」列伝vo.24】の画像
※画像はE-girls『Celebration!』より

アイドルグループ「最年長メンバー」列伝

「長女タイプがたまらなく好き」「お姉さんキャラに何故かハマる」「推しはグループの年長者ばかり」……これは、そんな指向性をもつアイドルファンのための連載である。毎回1名ずつ、過去半世紀の女性アイドルグループごとに在籍した“最年長メンバー”たちの華麗なる軌跡を綴っていきたい。

第24回 E-girls:高本彩 Aya Takamoto

■エイベックスのアイドルグループの2期メンバー

 E-girlsは、2020年いっぱいでの解散が発表されたものの、コロナ禍でファイナルコンサートツアーが中止に。一時は解散延期も示唆されたが、2020年11月の時点で、今後についてのオフィシャルな発表のない状態が続いている……。

 このグループの最年長メンバーだった時期がもっとも長いのがAyaこと高本彩だ(2017年7月に脱退)。彼女のストーリーは涙なしでは語れないものだ。

 話は2000年に遡る。この年の元日、エイベックスからイチオシの3人組アイドルグループ「dream」がデビューした。だが、当時は『LOVEマシーン』を大ヒットさせたモーニング娘。が人気を独占している頃で、第1期dreamは一定のファンを掴んだものの、今ひとつ大ブレイクとはならなかった。2002年には当時の最年長メンバーだった松室麻衣が脱退。だが、dreamはそこで終わらず、モーニング娘。のノウハウを拝借するかのように、新メンバーを加えて続行されることになる。第2期メンバーとして選出されたのは、なんと6名。つまり、dreamは一気に8人組となり、デビュー時とまったく異なるグループへと変容を遂げるのだ(のちに1名が脱退で7名に)。高本はこのときの新メンバーの1人だった。

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