ここでは割愛するが、当時のスマイレージにはいろいろなことがあった。そして、この増員は最年少メンバーの小川紗季の脱退、引退を前提としたものだった。小川は同年８月２４日に華々しい卒業ライブがないかたちでグループを去っている。
その後、オーディションを経て、４名がスマイレージに加入。この新メンバーは和田より３～５学年下の年齢層だった。彼女たちがグループに溶け込むのを見届けると、オリジナルメンバーの前田憂佳が脱退＆引退。こうして、当初とはまったく違うグループとなったものの、スマイレージは着実にファンを増やしていった。
２０１４年には、「アンジュルム」への改称、さらなる増員などもあったが、和田はそうした状況を受け入れ、リーダーとして対応していった。２０１５年には日本武道館公演の実現、シングル『大器晩成／乙女の逆襲』のオリコン週間チャート２位獲得など、グループの格上げに成功する。
同年中に、もうひとりのオリジナルメンバーである福田花音が卒業したため、以後のアンジュルムは、“暴れまわる若いメンバーの中心で和田が慈母のように微笑む”という構図のグループとなる。アンジュルムはその後も増員を繰り返し、最終的にもっとも若いメンバーと和田の年齢差は９歳になっていた。
また、モーニング娘。からの道重さゆみの卒業、Ｂｅｒｒｙｚ工房の活動休止もあり、和田はいつの間にか、ハロプロ全体でも年長メンバーに。そして、２０１７年の℃－ｕｔｅの解散に伴い、矢島舞美よりハロプロのリーダー職を譲り受けている。
