――そのときにセンター争いみたいなものはなかったんですか?

 結構「やりたい派」と「やりたくない派」に分かれてて、私は1つ目のユニットをやってたときはダンスが全然出来てなかったので「やりたくない派」だったんですよ。やっぱり一番前に立つと前の人の動きとかが見えないじゃないですか?

「私だけズレてたらどうしよう」とかそういうのを思うとすごい嫌だったので、先輩とかに「嫌だ嫌だ」ってずっと言ってた記憶がありますね。

 でも2つ目のユニットでリーダーをやってたときは自分が前に出たいっていう気持ちがすごいあったので、「誰もやらないなら私がやる」みたいな感じでやるようになっていました。

――だんだん「自分が前に出たい」と思うようになっていったんですね。

 そうですね。でもダンスの先生が決めるようになったら後ろの列の一番端くらいになってしまって。センターになった子が最年少だったんですけど、ダンスが一番できる子だったんですよ。のちのち先生から「競争心を芽生えさせるために色んなポジションに置いていた」というような話は聞いたんですけど、そのときはすごい悔しかったです。

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