■出演者の高齢化が進む『噂の!東京マガジン』も終了

「テレビ各局ではこれまでの世帯視聴率から、個人視聴率を評価基準にしはじめています。特に、13~49歳のコア層と呼ばれる、購買力の高い若年層やファミリー層に見てもらえるような番組作りを積極的に進めています。

 さんまさん、たけしさんのギャラは当然トップクラスですが、コア層の視聴率がそれに見合ってておらず、“コスパが悪い”と判断されてしまったのではないでしょうか。ギャラが高くてコア層に響かないタレントはバッサリいきたい、というのがテレビ局の本音でしょうね」(前出の放送作家)

 11月10日にはTBSの日曜昼の情報バラエティ『噂の!東京マガジン』が来年3月で終了することが明らかになった、と『スポニチアネックス』が報じている。1989年にスタートした同番組は、32年の長い歴史に幕を下ろすこととなる。

「MCを務める森本毅郎さんは81歳、その他にも清水国明さん(70)や山口良一さん(65)、笑福亭笑瓶さん(64)など、シニア層のタレントが多数出演しており、TBSが数年前から掲げる、13~59歳までの“ファミリーコア”の視聴者への訴求力はありません。

 ほとんどのテレビ局で、世帯視聴率が悪くなくてもターゲットに刺さらない番組は打ち切りの対象になりかねない。久本雅美さん(62)がMCを務めてきた『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)も来春での終了が発表されましたよね。『噂の!東京マガジン』も同じような理由で、終了が決まったのでしょう」(前同)

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