■枕やマッサージのバスグッズも

ゆま「お風呂用の枕なんかも売っていますよね」

松永「はい。他にも、首や腰をマッサージしてくれるものもあります」

ゆま「こういうバスグッズをそろえていくと、どんどん、お風呂タイムが充実してきますよね」

松永「そうなんです。家のお風呂でも、自分なりのリラックス空間を作ることが大事なんです。浴槽内で幻想的な光を放ってくれる“バスライト”なんかもオススメです」

ゆま「ウフフ。これが一つあれば、幻想的なお風呂になりますね」

松永「ハハハ(笑)。今日は疲れたなぁ、と思った夜なんかに、バスルームの電気を消して、バスライトやバス用のキャンドルを灯らせながら入浴すると、非日常的な気分を味わえて、リラックスできます」

ゆま「そう考えると本当に、お風呂って大事ですよね。一日の疲れを癒して、明日も頑張ろうと思えてきます」

松永「おっしゃる通りです。これは日本人の特権とも言えるんです。世界を見渡しても、日本ほどお風呂大国、温泉大国はないんです」

ゆま「そうなんですか?」

松永「ええ。日本では住宅の95%に、お風呂がついているんです。ここまで家にお風呂が普及しているのは、世界的にも日本だけ。温泉にしても、日本は3000か所以上あります。温泉が多いといわれるイタリアでさえ、200か所程度ですからね」

ゆま「すごい!」

松永「これだけお風呂文化が発展している国なので、もっと、お風呂の素晴らしさを知ってもらいたいんです」

ゆま「そうですよねー。日本人でも、特に男性は、お風呂嫌いが多いですけど、もったいないですよね」

松永「はい(笑)。ただ、お風呂は危険と言えば危険。特に高齢の方ほど、お風呂での事故が多いので、気をつけてもらいたいです。お風呂から上がって、脱衣所で“寒い”と感じるのは危ないです。その場合、脱衣所の室温を高めにするなど、できるだけ温度差がないようにしてもらいたいです」

ゆま「入り方で、気をつける点はありますか?」

松永「基本中の基本ですが、できるだけ心臓から遠い部分から入ることです。右足から入って、膝、腰、ゆっくりと肩まで浸かる。極力、体に負担をかけないように、心地よいお風呂時間を満喫してください」

ゆま「今日は、ありがとうございました」(おわり)

まつながたけし 1975年11月6日生まれ、富山県高岡市出身。2005年にバスリエを創業。バスリエ株式会社では、ECサイトの運営に加え、「今の仕事にお風呂をプラス」をコンセプトにした「+バスリエ」事業を立ち上げ、お風呂セミナーや、入浴剤のワークショップ、バスリエ検定、商品企画や卸売りを手掛ける。

あわせて読む:
・風呂、トイレ、目覚まし時計…秋冬の突然死から「身を守る」7か条
・佐藤健「やみつき最強YouTuber」へと進化する5つのキーワード

  1. 1
  2. 2