■拡がり続けるブームの陰で

 今年5月には、人気絶頂の中で連載が最終回を迎えたが、それでも勢いはまったく止まらなかった。

「今年に入り、タレントたちがSNSでコスプレを披露するなど、『鬼滅の刃』ブームが芸能界にも押し寄せてきました。右も左も『鬼滅』という中で、満を持して映画『無限列車編』が10月に公開されて、さらに盛り上がりぶりが顕著になりました」(前出のアニメ誌ライター)

 映画の公開でさらに人気に拍車がかかり、まだまだブームが続きそうな『鬼滅の刃』。しかし、主人公の竈門炭治郎や炎柱・煉獄杏寿郎の活躍に世間が燃える一方で、「キメハラ」という言葉も生まれている。

「作品のファンが見てない人に対して“見ようよ”と視聴を押し付けたり、“見てない、読んでないのがおかしい”と価値観を押し付けたりする行為や、“面白くない”と他人に言えない雰囲気を称したもので、ネット上だけでなく、11月3日放送の『グッとラック!』(TBS系)となどメディアでも取り上げられています」(WEB編集者)

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