■レポートは飛行機内で書き、空港で提出!

「新型コロナウイルスの感染拡大で、リンクに立てる時間が激減してしまったことも、学業にさける時間がこれまで以上にできたという意味では功を奏したのかもしれませんね。どちらにせよ、この8年間に成し遂げたスケーターとしての偉業と学業との両立は並大抵のことではなかったはずです。絶対に諦めない不屈の精神は、さすがですよね」(前出のスポーツライター)

 そんな羽生が自らの大学生活を振り返ったインタビューが、10月30日発行の早稲田大学の広報誌『CAMPUS NOW』に掲載されている。

「巻頭のインタビューに登場した彼は、そもそも人間情報科学科を専攻した理由を“目まぐるしく進化する情報という分野から、フィギュアスケートだけでなく、人間というものを見つめてみたい。そんな思いから専攻しました”と語っています。

 また記事によると、彼は在学中、勉強をする際にはそれだけに集中したいという理由から、練習がオフの日にまとめて授業をオンデマンドで受講。遠征の移動中の飛行機でレポートを書いて、そのまま到着した空港で提出する、という日々を繰り返してきたと報じられていました」(前同)

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