■時には厳しい意見も
ただ、優しいばかりではない。ダウンタウンの幼なじみである放送作家の高須光聖(56)が、11月3日のキングコング梶原雄太(40)のYouTubeチャンネル『カジサック KAJISAC』に出演した際、松本の別な一面も明らかにしている。
「『ガキ使』の収録後、高須らスタッフと、松本ら出演者がロケバスに乗っていたときのことです。月亭方正がココリコらと楽しくしゃべっていたんですが、その日の収録での方正は、うまく笑いを取ることができていなかったそうです。にもかかわらずバスではしゃぐ方正に、松本がボソッと“お前なにも考えへんのか、この状況で?”と言ったといいます」(前出の専門誌記者)
松本はその後「オレでも帰り、3つくらいは“あれ何かできたんちゃうかな”って思うで」「それがないとアカン」と続けたという。高須によれば、その後の車内はものすごい空気に包まれたという。
「それはでも、真剣そのもののアドバイスですよ。本当に方正のことを考えての言葉で、こんなにありがたいことはないわけです。だからこそ、松本は多くの芸人に慕われているんだと思います。
東京ダイナマイトのハチミツ二郎(45)は、2018年7月に、肺炎による急性呼吸不全で生死の境をさまよっているんですが、その際に浮かんだのが、娘の顔と松本の顔だった、と同年9月に『ワイドナショー』で話っています。そして、このエピソードに“わかる!”とうなずく芸人も多かったといいます。それほど、松本は慕われているんです」(前同)
おいでやす小田の無念を晴らす、晴れ舞台を用意した松本。芸人の心をつかんで離さないその人望で、ダウンタウンの天下はまだまだ続きそうだ。