■苦節15年でつかんだトップ女優の座

 視聴率女王・米倉を脅かすその活躍ぶり。木村はこの作品で一気にトップ女優に上り詰めた感すらあるという。

「木村さんは、名刺代わりになる『七人の秘書』の主演という実績も手に入れましたし、主演の看板が張れる女優の仲間入りを果たしたと言えるでしょう。デビューから15年。ここまで苦労も多かった木村さんですし、関係者も喜んでいるでしょうね」(前出のドラマ制作会社関係者)

 木村は、2004年に行われた映画『アダン』のオーディションでヒロインに選ばれて、2006年に同作でデビュー。さらに同年の映画『風のダドゥ』で初主演をはたし、2008年後期のNHK連続テレビ小説『だんだん』では、三倉佳奈(34)演じるヒロインのライバル役で登場。女優の道を順調に歩み始めていた。

 しかし、その後は挫折を味わうことになる。2011年11月16日付の『zakzak』のインタビューで木村は「アトピーがひどくなって、カメラの前に立つことができなくなったんです。芸能界を離れて休養している間に、アルバイトをしていたこともありました」と話している。

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