■女優復帰目指して通い始めたワークショップ

 芸能プロ関係者は言う。

「木村さんは、医療事務など、さまざまなアルバイトを転々としていたといいます。ただ、木村さんの女優魂の火が消えることはなく、小栗旬さん(37)の所属する事務所の俳優養成のワークショップに通い始め、2010年に正式に籍を置くことになります。ある程度の実績があるとはいえ、リスタートした身分ですから、仕事を獲得するために事務所スタッフとともに挨拶回りも積極的にこなしていたそうですよ」

 2011年7月から放送されていたNTTドコモのCMでサザンオールスターズ桑田佳祐(64)と共演するなど、露出も増えてきたがすぐにブレイクとはならなかった。

「小栗さんの事務所は基本的に、人気俳優を出す代わりに他の俳優も出演させてもらうというセット売り、いわゆる“バーター出演”をやらない事務所として知られています。理由は、バーターで仕事が決まっても、それは本人の実力ではないので継続して仕事が入らないからだといいます。そのため、話題作に出演する機会が得られず、若手俳優は売れるきっかけをつかみづらいと言えるのかもしれません。しかし、木村さんはこうした厳しい環境で成功をつかみ取りました。

 木村さんは、小栗さんと2017年映画『追憶』、綾野剛さんとは2015年の映画『ピース オブ ケイク』で共演していますが、バーターということではないそうです。他の事務所ならもっと露骨なゴリ押しがありますからね」(前同)

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