■「紅白のオファーを断るバンド」がなぜ

ミスチル」こと、Mr.Childrenは12年ぶり2度目の出場。以前は「紅白のオファーを断るバンド」(前同)として知られたが、今年の出場は厳しい懐事情が見え隠れするという。

「90年代のミリオン連発バンドも今は昔。他アーティストと同様、CD売り上げが苦しい。全盛期の『Tomorrow never knows』が270万枚の一方、今年発売の最新シングルは約10万枚ですからね」(前同)

 近年、主流の配信サイトから音楽を購入する層を新規開拓したい狙いもある。

「ミスチルのファン層であるアラフォー世代は、ダウンロード文化になじんでおらず、かといってCDも買わないので売り上げが伸びませんからね」(同)

 また毎年、話題に上る「企画特別枠」が、いつも以上に注目を集めている。

「まだ未発表ですが、今年亡くなった作曲家の筒美京平氏の追悼企画がありそうなんです。筒美氏といえばジュディ・オング(70)の『魅せられて』や近藤真彦(56)の『ギンギラギンにさりげなく』が有名。ただ、マッチは25歳年下女性との不倫が『週刊文春』で報じられたばかり。今年は100%ないでしょうね」(同)

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