■本屋やコンビニに『鬼滅』ファンが押し寄せた

「全国のコンビニで早朝から異例の速さで新聞が売れ続けるという現象に加えて、コミックスは当然信じられないほどの売れ行きでした。『産経新聞』が“大阪市中央区の大手書店では、午前8時の開店前からスーツ姿の会社員ら数十人が列をつくっている”と報じていたり、コミックス累計1億2000万部突破の威力は伊達じゃない。書店にお客さんの行列ができるのは何年ぶりなのか、との感慨がありますね。そんな鬼滅に対しては、さすがの『るろ剣』も、ひとたまりもなかったかもしれませんね……」(前出の専門誌記者)

 同じジャンプの『鬼滅』に話題をさらわれた『剣心』。実は意外と共通点も多い。

「『るろ剣』は明治、『鬼滅』は大正で時代が違いますが、どちらも昔の日本が舞台の作品で、しかも“刀”が重要な要素になっている。主人公が穏やかな性格なのも似ている。ちなみに剣心を演じる佐藤は、“『鬼滅』を実写化するなら誰がいい?”という話題で、毎回のように名前が挙がります」(前同)

 多くのメディアのアンケートなどでは、人気キャラの1人である冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)が、佐藤がベストマッチでは、とする声が多い。切れ長の瞳と、冷静沈着でクールな姿は、ルックス的にも内面的にもハマリ役だ。

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