■大物は根深い遺恨

 大物になると、さらに根深い。何十年たった今も業界内で語り継がれる、ビートたけし(73)と桑田佳祐(64)の関係は象徴的だ。

「たけしは89年に『その男、凶暴につき』で映画監督デビューしましたが、翌年に桑田も『稲村ジェーン』で監督デビュー。桑田の映画を観たたけしが週刊誌上で、“半分も観ないうちに逃げ出したくなっちゃって”と批評すれば、桑田も同じ雑誌上で“感性が低い”と応戦しました」(芸能記者)

 いまだ共演はないものの、両者ともそれぞれの才能を認める発言をしており、すでに雪解けはしているのかも。一方で、明石家さんま(65)と上沼恵美子(65)は、現役バリバリの遺恨だろう。

「16年、上沼が『さんまのまんま』(フジ系)にゲスト出演したとき、22年前に共演した際に、さんまに嫌味を言われたと告白。さんまは否定し、逆に“謝ってください!”と懇願するも、上沼は一歩も引かない。スタジオが張り詰めるほどの水掛け論が続き、最後に上沼が譲歩して謝ったんですが……」(女性誌記者)

 CMに入った瞬間、「お互い目を合わせず、無言で正面を睨んだままだったそう」(前同)というから、さらに深い溝ができてしまったことは想像に難くない。

 情報・報道番組の出演者の間でも、火花は散っている。

「NHKをフリーになった直後の有働由美子(51)が“ジャーナリスト宣言”をしたことで、NHKの先輩でジャーナリストの池上彰(70)が共演を断っているという話も。事件を掘り下げることがジャーナリストの仕事だと考えている池上氏には、キャスターの有働が軽々しくジャーナリストを自称したことが許せなかったんでしょう」(制作会社スタッフ)

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