■失った“頭脳”の大きさ

 アバンティーズには2019年1月1日、ある一大事があった。

「メンバーのエイジさんがサイパンで水難事故に遭って亡くなったんです。それまでの動画の編集を行い、チェックなどを担っていたほか、動画によっては、メンバーのまとめ役を務めることもしていて、まさにアバンティーズの頭脳と言える重要な存在でした。鬼籍に入ってからそろそろ2年が経ちますが、その影響が大きくあるようです」(前出のWEB編集者)

 エイジさんの事故によって、一時活動を休止したアバンティーズだったが、同年3月8日から現行の3人で活動を再開した。

「活動再開時は大いに歓迎されたのですが、再開後の動画は会話のしまりや、メンバーのまとまりが以前よりなくなっているように見えます。ネット上でも“とりあえずテロップが少なくて間も微妙で、クオリティの低下をどうしても感じる”“(メンバーの)方向性が見事にバッラバラ エイジがいかにして上手にまとめていたか思い知らされる”といった厳しい声が寄せられるようになってしまいました。

 その後、ずるずると低空飛行が続き、元々数千万単位の爆発的なヒットを連発するようなグループでなかったとはいえ、月の総再生数は10月が130万回、11月も180万回と低迷。加えて今年は、3月6日までリクヲが休止しメンバーが欠けていた時間もありましたし、目立った不祥事がなくとも、登録者がどんどん減ってしまいましたね」(前同)

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