■「飲みに行くぜよ!」

 翔平は、クランクイン前日なのに飲みに誘われたことを振り返り、

「本当に行くのか確認したら、アイツ豪快に“行くぜよ”って言いましたから(笑)」

 と語っているのだ。

「こういう茶目っ気たっぷりな部分は、本当にふつうの若者と変わらなかったんだと思うと、ちょっと切なくなりますね。翔平は春馬さんを“いつも人のことを気遣って自分のことは後回しというところがあった”としていることから考えて、翔平とは気を使わずに楽しく飲める間だったことが実感させられます」(前出の女性誌記者)

 実は、翔平は春馬さんが直々にオファーをかけていたことが、映画パンフレットの座談会で明らかとなっている。翔平は撮影の2年くらい前に食事に行った時を振り返って、

「“龍馬をやって欲しいんだ”と春馬から言われました。いきなりでしたが“最近一緒に演じていないので久しぶりにやりたいね、春馬と一緒ならできる気がする”と話したんです。その時点ではまだ軽く受け止めていたんですが、後々正式に出演オファーが来て」

 と、明かしている。春馬さんが、役者としても翔平を信頼していたのがよく分かる。

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