■コンビニおでんも地域差
身近になっている「コンビニおでん」も、実は地域によって大きな違いがあるという。コンビニジャーナリストの吉岡秀子氏が教えてくれた。
「ファミリーマートは、4つの地域の嗜好に合わせたつゆにしています。東日本はカツオを、西日本はコンブを基本にしただし、九州は焼きあごだしが利いていて、沖縄では豚のだしが入っています。地域になじみのあるだしがプラスされているので、地元で支持を得ているんです」
セブンイレブンは9つの地域で、だしの味を変えており、「今年は、従来のだしに加え、真鯛のアラだしをプラスしたという情報があります」(吉岡氏)というから驚きだ。しかも、地域によって薬味に違いがあるという。
「北海道は田楽風みそだれ、東北ではショウガみそ、愛知はみそだれ、四国はからしみそを置く店もあります」(前同)
このご時世、新型コロナ対策が気になるが、「各社が、アクリル板を設置しており、ローソンのものは“おでんシールド”と呼ばれ、話題になりました」(同)というから、この冬も大いにお世話になりそうだ。
最後に一度で二度おいしい、これらのアイデアも。
「残ったスープに塩むすびを入れてレンチンして、おじやにしても◎。溶き卵を入れればさらに完璧」(同)
「残っただしにカレールーを入れて煮込むと、野菜が煮くずれて、さらにおいしい。麺つゆをプラスして、カレーうどんにしてもいいですね」(イクコ氏)
どれもおいしそう。皆さんも一度お試しあれ!