■ちょっと荒んだ長瀬が魅力の『彼女が死んじゃった』

 もう1つの配信作品『彼女が死んじゃった』は、は『ビジネスジャンプ』(集英社)連載の一色伸幸原作・おかざき真里作画の漫画作品が原作のドラマ。長瀬は、昔は人気者の体操のお兄さんだったが、落ちぶれて場末のショーパブで働く青年・安西ハジメを演じていた。メインヒロインは長瀬の“彼女”の木村佳乃(44)ではなく、“彼女の妹”である深田恭子(38)だ。

「ある日、ハジメ意気投合した女性ゆかり(木村)と一夜を共にするんですが、数日後に彼女が自死したことをゆかりの妹・玲子と、ゆかりの“自称”婚約者の良夫(香川照之)に告げられ、3人で真相を探すべく湘南を旅するんです。サスペンスではなく、旅を通じて“生きるとは何か”そして“いかに生きるか”を探すヒューマンドラマです。序盤の鬱屈とした長瀬は、『はらちゃん』とは別の意味で切ないですね」

 端役にNEWS小山慶一郎(36)が出ていたり、陣内孝則(62)や戸田恵子(63)、西村まさひ彦(60)が出演するなど、俳優陣も豪華だ。ちなみに、木村佳乃の少女時代を演じたのは、夏帆(29)だった。

「主題歌の『トランジスタG(グラマー)ガール』は、作詞・作曲が『クレイジーケンバンド』の横山剣(60)なこともあり、非常にハイテンション。夏の歌、という感じがしますね」

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5