■『VS魂』は2週連続1桁視聴率

 ただ、この「新ルール」が今後の4人の活動やグループの首を絞めることになりかねないという。バラエティ番組で仕事をする放送作家は話す。

「グループの冠番組『嵐にしやがれ』に代わって櫻井がメインの『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)、『VS嵐』に代わって相葉メインの『VS魂』(フジテレビ系)がそれぞれスタートしました。

 活動休止となったのに、“嵐ブランド”の番組が継続したワケ。それはテレビ局サイドが望んだことですが、いったん番組が終了してしまえば、せっかくついていたスポンサーが離れてしまう。それを防ぐため、日本テレビとフジテレビは、嵐ブランドを活かして櫻井と相葉がメインの新番組を立ち上げたわけです。

 ところが、視聴率がついてこなかった。1月3日にスタートした『VS魂』は、初回3時間スペシャルにもかかわらず、平均世帯視聴率9.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と1桁台での滑り出しとなってしまいましたよね」

『VS魂』の1月14日放送は相葉の体調不良により、二宮和也(37)が代役として収録に参加。二宮の見事な仕切りが話題を呼んだものの、この日の視聴率も9.1%と2桁を切っている。

「2019年から2020年にかけては“活動休止バブル”がありましたから、否が応でも嵐の5人がそろう番組には注目が集まっていました。そのため『VS魂』の数字は、相葉がすべて悪いわけではないでしょう。

 ただ、相葉に加え、新メンバーに風間俊介(37)、ジャニーズWEST藤井流星(27)、Sexy Zoneの佐藤勝利(24)、King&Prince岸優太(25)、美 少年浮所飛貴(18)とジャニーズの人気者が集結してこの数字というのはなかなか厳しい。

 昨年末の『VS嵐』最終回の視聴率は、世帯で15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。やはり視聴者は嵐の5人が集結し活躍する場面を求めていたということで、『VS嵐』の終了で、多くの視聴者が離れてしまったのはたしかでしょうね」(前同)

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