■宇垣アナもお気に入り

 Adoは、まだ高校2年生の女子高生シンガー。『うっせぇわ』は、20年10月23日にリリースされた、メジャーデビュー1作目の配信限定シングルである。リリース同日に公式YouTubeに投稿された『うっせぇわ』のMVは、1月26日現在で4390万再生を記録しており、20年12月10日付のSpotifyバイラルチャート「バイラルトップ50(日本)」では1位を記録している。

 Adoは1月20日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)で地上波初出演を果たしているが、仮面をつけており顔出しはしていない。現状は完全に歌だけで勝負している形だ。

『報ステ』でのインタビューによると、歌の原動力は「幼少期からのコンプレックス」「自信がある物が音楽だった。唯一」「ネガティブなものを持ちつつも、光を、救いを求めて必死に葛藤しながら頑張るのを軸に置いている」だという。

「宇垣アナや宇多丸も『うっせぇわ』を知っていました。宇垣アナは“めっちゃ頭バンバン振りながら聞いてます”としていたほか、冨山氏いわく、知り合いの小中学生たちは、“家とか学校で歌いだして大変なことになっている”としていました(笑)。このコロナ禍で思うままにならない子供たちは、これを歌ってスッキリしたいのかもしれません。歌詞そのものは、新社会人の怒りを代弁したような一面もありますけどね」(音楽ライター)

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