■若い社会人にも響く歌詞

 確かに、歌詞には

《最新の流行は当然の把握 経済の動向も通勤時チェック純情な精神で入社にワーク 社会人じゃ当然のルールです》

《酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい 皆がつまみ易いように串外しなさい 会計や注文は先陣切る 不文律最低限のマナーです》

 というフレーズもある。だからこそ、子どもだけでなく抑圧された人々にも歌詞が響くのかもしれない。

「コロナ禍で溜まりに溜まったストレスをすべて爆発させるような、大人や社会への不平不満をぶつけた歌詞と、Adoの力強い驚異的な歌唱力。そしてもちろん、楽曲自体の力も大きい。ボカロPのsyudouが制作していますが、冨田氏は“今年大注目のサウンドクリエイター”としています。今後も、2人のコンビで名曲が誕生するのではないでしょうか」(前出の音楽ライター)

 YouTubeで「うっせぇわ」を検索すると、数多くの「歌ってみた動画」が溢れている。

 有名どころでは1月22日に、あのガチャピンが、公式YouTubeチャンネル『ガチャピンちゃんねる』に『うっせぇわ 歌ってみた』を投稿している。

「ちなみに、ネットでは“『好きな曲ある?』、『その曲のタイトル何?』”という質問に“『うっせぇわ』”とだけ答えてケンカになりかける、というあるあるが報告されています。誰かにオススメするときは、ちゃんと曲のタイトルだと説明したほうがいいかもしれませんね」(前同)

 令和を迎え、新たな歌姫が続々と登場するかもしれない。

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