■袋麺が好調な理由

 そして、昨今の巣ごもり需要の一番の救世主といえば、袋麺だろう。

「即席麺業界で最も盛り上がりを見せているのは、スーパーなどで売っている袋麺ですね。昨年から、大手メーカーのほとんどの商品の販売量が大幅に伸びています」(グルメライター)

 袋麺が好調な理由は、低価格と、家で料理をする機会が増えたことだという。

「1食当たりで考えると、ほとんどが100円台で、他の商品と比べて、かなり安い。また、もともと袋麺は、家にある野菜などの食材と一緒に食べるもの。それが、今の時代の流れに合っているんでしょう。最近は名店とのコラボ袋麺も続々と登場し、今後も目が離せません」(前同)

 そんな袋麺の中にも、杉山氏が愛してやまない一杯がある。それは、明星の『中華三昧 広東風醤油』だ。

「まず、パッケージが豪華で、高級感があります。食べると、麺はしっかりコシがあって、モチモチ。スープも普通のしょうゆに、少し手が加わっている、深みのある味が楽しめますね」

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