■タッキーの秘書になれる!?
また、ジャニーズ事務所に対して「やりがい搾取」だという声が上がってしまった例もある。
2019年12月、大手転職・求人サイトにジャニーズ事務所の正社員募集要項が掲載された。
具体的な業務内容は「役員の秘書業務全般」で、応募要件は「大学・大学院卒以上」「英語が堪能な方」とあり、英語での会話及び英文レター作成ができる人、気配りができ、臨機応変な対応力と柔軟性がある人。勤務地はジャニーズ事務所本社のある乃木坂駅という条件だった。
「しかし、記載されていた給与が、波紋を呼んでしまったんです。『年俸325万円以上、月の固定残業代:7万5,700円含む』という金額は、業界関係者からも“ちょっと安すぎるのでは。しかも残業代込みとは……”といった声が上がりました」(芸能プロ関係者)
325万円を12か月で割ると1か月あたり27万円。そこから税金や年金、保険料などが引かれると、手取りでは22~23万円ほどになる。
「募集要項には『経験者優遇』ともありましたが、秘書業務などの経験者で、大卒以上の英語が堪能な人材なら、よりいい条件の求人があるでしょうからね。もちろん、325万円以上と記されていましたので、実際にはもっと高い可能性はありますが……。
それでも、役員秘書ということは滝沢秀明副社長(38)の秘書になれる可能性もゼロではありません。ジャニーズ好きなら、やりがいを感じられる仕事なのかもしれませんが……」(前同)
やりがいを搾取することなく、芸能界でも一般企業も、正当な報酬を支払うべし!