■横浜にとっては古巣

 川口にとってTBS火曜22時枠は初出演で初主演だが、横浜にとっては19年の『初めて恋をした日に読む話』以来、2年ぶり2度目のレギュラー出演。そのため「間違いなく僕を大きくしてくれたこの火曜よる10時枠に2年の月日を経て戻ってこられたことがうれしかったです」と、コメントを寄せている。

「横浜は『はじ恋』で髪の毛をピンク色に染めたイケメン・ゆりゆりこと由利匡平を演じたことで大ブレイクして一躍人気俳優の仲間入りを果たしました。そのため、思い入れが深いでしょうね。また、横浜にとって今回の出演は、人気回復のチャンスでもあります。横浜本人だけの責任ではないのですが、ここのところ横浜主演のドラマは、視聴率的に失敗続きでしたからね」(前出の女性誌記者)

 20年1月の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)は、一度も視聴率は二桁に乗ることなく、全話平均世帯視聴率8.1%を記録(ビデオリサーチ調べ)。さらに、同年8月の『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)も、平均視聴率8.9%と、横浜主演のドラマは実績を残せていないのだ。

「それだけに、今回の“相棒”である川口春奈には期待がかかります。なんといっても、NHK大河ドラマ麒麟がくる』で、年間通しての重要キャラクター・帰蝶を演じ、その演技力が話題になりました。今年2月23日に総集編のナレーションを務めた際も、穏やかで耳に入る実にいい声で、“川口春奈じゃなくて帰蝶が喋ってるのが分かる”と、絶賛されていましたね。そもそも、帰蝶役は薬物事件で降板した沢尻エリカの代役で、ほとんど時間もなかったのにあの演技ですからね。ほかにも、TBSでもバラエティ番組『モニタリング』のレギュラー就任など、昨年に大ブレイクした川口と横浜の相乗効果を望む声も多い。ただ、思わぬところでケチがついてしまったんですよね……」(前同)

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