■当時番組で義援金を呼び掛けていた

 震災後初の放送だった3月21日の『SMAP×SMAP(スマスマ)』(フジテレビ系)は、「いま僕たちに何ができるだろう」とのタイトルで生放送に変更。視聴者からFAXを募集し、いま、みんなができる支援のあり方をSMAPメンバーがフリートークで語り合う内容へと変更し、最後には募金を呼び掛けていた。募金の呼びかけについては、16年末に最終回を迎えるまで、映像を使いまわすことなくこまめに撮り直していた。

「 “あなたはどんなときでも一人じゃない。僕らがみんなついています”“互いに譲り合い、助け合いながら強く未来を信じて、今一つになるとき”と語りかけるACのCMに全員で出演したり、金銭面では11年3月28日付の『デイリースポーツ』は、SMAPではなく個人として5人がプライベートで別々に、日本赤十字社に義援金を総額4億円を寄付していたことを明かしています」(前出の女性誌記者)

 東京・メルパルクホールで行われた東日本大震災復興支援財団の活動報告会では、木村が「あと数日で震災から一年を迎えるなかで、もっと報じるべきことがあるんじゃないかなって」「支援をする行動も大切だけど、起こった事態を忘れないことも大きくある」と唇を噛み締め、

「自分ができる活動を探しながら、今後も支援を続けていきたい」

 と、力強く誓っていた。

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