■長瀬にとっては最後の思い出となるはずだったが…
「TOKIOは福島愛の強さと実績で知られるだけでなく、これまで政府関連、公的な仕事も何度も受けている。リーダーの城島茂(50)に至っては、日本農業新聞を定期購読していたり、19年4月25日には首相官邸で開かれた政府の『農福連携等推進会議』に有識者として出席したりと、芸能人の域を超えた活躍をしています」(前出の専門誌記者)
長瀬智也(42)が昨年7月に、21年3月末のジャニーズ事務所の退所を発表した際も、福島県の内堀雅雄知事が同月27日に、
「風評に苦しむ福島を全力で応援していただいた。心から感謝している」「復興に向かって歩み続ける福島県を、引き続き応援していただければありがたい」
とコメントしている。
「3月末でTOKIOを脱退し、芸能界から去る長瀬にとしても、最後の思い出となる可能性もあったイベントですよね。それだけお互いに思い合っている福島とTOKIOですが、今回、TOKIOは下りてしまった。ということは、日本政府の五輪に対する姿勢に疑問を呈した、というメッセージとして受け取られることも可能性ある。
TOKIOは、4月からの社内独立でこれまでとは体制が変わる。今回、聖火ランナー辞退したことで、これまでのような公的な仕事が失われる、という負の連鎖が発生するのではないか、という声もありますね」(前同)
予定されている東京五輪の開幕式は、7月23日。あと4か月で、事態は好転するのだろうかーー。