■1人暮らしでもかなり多い

「多くの人が“こんなに用意しなきゃいけないのか”“1人暮らしだからこの程度かと思っていた”という内容の、必要な備蓄品のあまりの多さに驚いているコメントをしていました。

 たとえば、マンションで独り暮らしの20代男性でも、レトルトご飯21食や3キログラムの無洗米、果物の缶詰6缶、その他数多くの、1日や2日では用意できない量の備蓄品が求められるんです」 

※画像は『東京備蓄ナビ』より

 一人暮らしでもかなりの量である。これがファミリー層、それも育ち盛りの子どもを抱えている世代ともなると、その数字はとんでもないことになる。

「夫婦と、中学生以上の子ども男女1人ずつの計4人家族」

 というデータを入力してシミュレートしてみたところ、驚くべき数値が出た。ちなみに、「ペットの有無」「マンションか一戸建てか」も、結果に影響してくるが、今回は「ペットなし、マンション暮らし」という設定だ。

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