■ジャニーズを退所しても仕事を続けられる

 2019年7月にジャニー氏が逝去して以降、元関ジャニ∞錦戸亮(35)、元SMAPの中居、元NEWS手越祐也(33)、山下智久(35)、元少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)、そして3月末の長瀬と、7人のタレントがジャニーズ事務所を去ることになった。

 そして、森田が“8人目”ということになる。

「これだけ退所者が相次いでいるのは、何者でもなかった彼らを発掘し、育ててくれたジャニー氏が亡くなったことが大きいでしょうね。

 そして、やはり公取の件も大きい。2019年7月に新しい地図の3人を番組に出さないようジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけたとして、公正取引委員会に注意を受けていたことが明らかになりました。ジャニーズ事務所による一部テレビ局への圧力疑惑が『週刊文春』(文藝春秋)で報じられ、それにテレビ局サイドの忖度も乗っかっていたと言えるのでしょうが、これにより、ジャニーズ事務所に限らず、芸能事務所は退所したタレントに圧力をかけたりすることは、もう絶対にできなくなりました。

 テレビ局サイドの忖度が完全になくなるわけではないですが、ジャニーズを辞めても、芸能界で仕事をすることが無理ではなくなったということです。そのため、タレントも躊躇せずに退所することができるんです」(前出の芸能プロ関係者)

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