「(初めのころは)弾をひとつしか持ってなかったんですけど、番宣の人が言っちゃうっていうことに途中途中で気づいてきたんで。ひとつじゃ弾は駄目なんだと思って、V(ブイ)を見ながら二番手ぐらいに面白いやつを探して、そのことを言えるようにしておく」

 また、「番手を考えろ」とも言う。VTRが終わって一番手にコメントをするのは俳優や女優など「基本、キレイな人」。その次にアイドルがコメントして、最後に芸人が面白いことを言う。女優と芸人の間に挟まれたアイドルには何が語れるのか、ちゃんと考えておかなくてはいけない。

「VTR見てるときも、ネコが出てきて、『かわいい、もう、このネコ飼いたい』とか思ってる場合じゃなくて、ちゃんと何か考えながら見なきゃいけない」

 続いて高山は、VTRを見る番組に出たときは、番組が自分をキャスティングしてくれた意図を考えようと語る。考えた上でも自分の立ち位置として「どっちがいいんだろう?」と迷うときもある。そういうときは、スタッフとの打ち合わせのときにちゃんと聞く。また、コメントは短く感情豊かに伝えることも大事。

「VTRのコメントがメインのときとかは、長い言葉言ってもあんまり使われないだろうなっていうときとかは、『楽しかったです!』とか表情も込みで、全身全霊で短く伝えるように」

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