■デビュー当時は14歳で浜崎あゆみとクラスメイト共演

 放送中の『俺の家の話』(TBS系)でのプロレスシーンのパフォーマンスが見事すぎて、うるさ型のプロレスマニアをうならせている長瀬智也だが、ここでは彼が14歳だった頃の俳優デビュー作の話題から始めたい。

 長瀬の俳優デビュー作は、高嶋政宏石黒賢がタイプの異なる教師を演じた学園ドラマ『ツインズ教師』(1993年/テレビ朝日系)である。この作品には、TOKIOに正式加入前の長瀬のほかに、井ノ原快彦(のちにV6)、浜崎くるみ(のちの浜崎あゆみ)、佐藤藍子菅野美穂宝生舞といった面々が生徒役で出演していた。

 当時の浜崎はアイドルとして活動を始めたばかり。佐藤は1992年の『全日本国民的美少女コンテスト』グランプリ受賞者だ。菅野は「桜っ子クラブさくら組」というグループのメンバーだった。宝生は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)の「全国女子高生制服コレクション」グランプリを受賞者という肩書を引っさげてデビューした直後だ。このように、各方面から次世代のスター候補が集められたのだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6