■数字だけでなく評判も×!「最初から最後までイライラする」

 テレビ不況が叫ばれる昨今、日テレはHuluの会員獲得に躍起になっているという。

「最近、日テレでは局員に放送外収入、特にHuluの新規会員獲得を至上命令として出しているそうです。

 そのため、『きみセカ』は、“地上波ゴールデン帯の連続ドラマとしては日本初となる本格ゾンビ作品”を謳った攻めの設定にして、さらには日曜の連ドラ枠を使って、視聴者をHuluに誘導する戦略をとった、日テレとしてもかなり気合いの入った作品です」(前出の制作会社関係者)

 日テレの期待を背負った『きみセカ』だったが、Season1は最高視聴率が8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯=以下同)、最低視聴率は7.1%と、一度も2ケタには到達しなかった。

「視聴率は初回から全く上がらなかったですよね。ただ、同ドラマは数字面だけでなく、評判も思わしくなかった。SNSなどでも、“最初から最後までイライラする”“ゾンビドラマで恋愛要素強くしてもつまらないだけだなぁ”といった声が少なくありませんでした。まだ日本では少ない国産ゾンビドラマとあって、慣れない人が多いだけかもしれませんが……」(テレビ誌ライター)

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