■TOKIOはいつまでも5人

 TOKIOは、ジャニーズでは異色のバンドグループとして活躍していたが、音楽の要であるベース担当だった山口が脱退したことで活動休止してしまい、25周年ライブも開けなかった。音楽を愛してやまない長瀬にとっても、引退ライブを行えなかったのは心残りだったことだろう。

「今回の『TOKIO全員集合SP』は、こうしてライブ映像を流したり、TOKIOの曲をBGMとして多用する計らいを見せました。山口の映像も“クレーム上等”で流したとしか思えない。『DASH』の覚悟と愛を感じます。影絵にしても、もしかしたら5人に映ることも織り込み済みで、あえて実行したのかもしれませんね」(専門誌記者)

 また、長瀬ラストの回ではあったものの「いまは、まだ通過点 この男たちのゴールはまだーー」という言葉と、新しい巨大開拓企画の紹介で番組は終わり、「長瀬のラスト」というニュアンスの言葉は最後まで出ることはなかった。

「昨年7月に長瀬の退所が発表されてから特に顕著ですが、メンバー全員が“山口や長瀬、5人でTOKIOは始まった”というニュアンスの言葉を述べていて、いまだに強いつながりを感じさせます。

 たとえば松岡は、7月26日放送のラジオ番組『TOKIO WALKER』(NACK5)でも、“我々は長瀬が脱退しても、多分一生TOKIOというのは5人で。つながりがなくなることはないと思います”としていましたね」(前同)

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