Hey! Say! JUMP知念侑李が共演した「西内まりや、岡本玲、松井愛莉」の共通点とは!?

■２４歳で違和感なしの高校１年生役を好演

　２０１６年の映画『金メダル男』は内村光良とダブル主演で、主人公の中学生時代、高校生時代などを演じた。これは知念のために用意された役のようでもあった。

　この作品には、土屋太鳳、上白石萌歌、のちに生田斗真と結婚する清野菜名、『スプラウト』のヒロインだった森川葵ら若手女優が続々登場。そして、知念演じる主人公には、後輩（土屋）とのキスシーンがあり、さらに劇団員（森川）を相手とした童貞喪失展開もあった。これはジャニーズ関連作品としてはかなり異例のケースだろう。

　２４歳の頃に主演した同名コミックの実写化映画『坂道のアポロン』でも、知念は高校生、しかも１年生役だった。相手役は、『ニコ☆プチ』（新潮社）のモデル出身で、２０１０年代に１９本もの映画に出演した売れっ子の小松菜奈だ。出演作の多さに比例して、彼女は山下智久（当時：ＮＥＷＳ）、生田斗真、中島健人（Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ）、重岡大毅（ジャニーズＷＥＳＴ）　ら、ジャニーズ勢とも共演歴も豊富だ。

　知念がようやく学生役を卒業したのは、２５歳で主演したテレビドラマ『頭に来てもアホとは戦うな！』（２０１９年／日本テレビ系）だ。新入社員を演じたのはこの作品に、乃木坂４６の１期生である若月佑美が幼なじみ役で登場した。

　こうして振り返ると、２０１０年代はアイドルグループと女性向けファッション誌が主演級女優のメイン供給源となった時代だといえる。そのど真ん中の世代である知念は、今後の俳優活動においても、そうしたキャリアを持つ女優陣との共演の機会が多いのだろう。

（文／ミゾロギ・ダイスケ）

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