■『カインとアベル』で初のラブシーンを経験
その後の山田は、『暗殺教室』（２０１５年）、『グラスホッパー』（２０１５年）、『暗殺教室～卒業編～』（２０１６）と映画に連続出演した。
『暗殺教室』２作品は高校生役だったが、この作品はキラキラした学園生活を描いた内容ではなく、メイン女子生徒役の山本舞香に山田が壁ドンするような展開はなかった。また、『暗殺教室』には橋本環奈が出演している点に注目だ。
これは、彼女がローカルアイドルグループから見いだされて中央の芸能界に進出して最初に出演した映画だ。ただし、人工知能を搭載した「自律思考固定砲台」という“物体”の役だった。
山田が初めてキスシーンを演じたのは、桐谷健太と兄弟を演じた『カインとアベル』（２０１６年／フジテレビ系）だ。この作品では実年齢（２３歳）に合わせて会社員の役で、キスの相手は山崎紘菜だった。
山崎は、上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波らと同じ「東宝シンデレラ」オーディション出身だが、上記３名よりは年齢が上で、「ＴＯＨＯシネマズ」の劇場でお馴染みの人物だ。山田は続いて映画『鋼の錬金術師』（２０１７年）に主人公・エドワード・エルリック役で出演。ヒロインのウィンリィ・ロックベル役には本田翼がキャスティングされた。
