4月2日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、映画『ハウルの動く城』が放送された。『ハウル』は04年公開のスタジオジブリ作品で、倍賞千恵子(79)と木村拓哉(48)が主演声優を務めたことで知られるアニメ映画。地上波放送されたのは今回で7度目となる。
「言わずと知れた宮崎駿監督(80)の名作の1つ。『ハウル』に限った話ではないですが、ジブリ作品はテレビで放送されると、何度でも高視聴率を叩き出すことで知られている。今回の『ハウル』はツイッタートレンド入りを果たしたほか、主演の木村についても、あらためて話題になりました」(女性誌記者)
木村が演じるハウルは、類まれな才能を持った魔法使い。一見すると遊び人で大胆不敵な性格だが、同時に、思いもよらないことででナイーブになる繊細さも持ち合わせている美男子である。
「木村は“ちょ待てよ”や“俺じゃダメか?”がネタにされたり、ドラマでも特徴的な低音ボイスが印象にあると思いますが、『ハウル』の木村は圧巻です。声は美男子のハウルにふさわしいいわゆるイケボで、よく聞けば木村と分かるものの、いわゆる“キムタク”の声とは感じられない。しっかりとハウルを演じた声なんです。しかも、ハウルが終盤、大きな変化を経るまでとその後では、声が絶妙に違うんです」(前同)
ハウルには特殊な事情があり、そのためか、前半は穏やかで優しい声ではあるものの、どこか棒読みのような、心のこもった感じのしない声だった。しかし、終盤になると劇的に変化した声の演技をしているのだ。