齊藤「え、でもなんか『ヒコロヒーさんと共演いいなぁ』ってめっちゃ言われました」
ヒコ「ホントですか? 日向坂の子たちに?」
齊藤「はい」
ヒコ「人気ある?」
齊藤「あ、少し」
ヒコ「少しかぁ」

 齊藤はそれまでの話を「え」のひと言で打ち切って、日向坂のメンバーのヒコロヒーへの反応を語り始める。ヒコロヒーが気を良くした風に「人気ある?」とさらに話を振ると、齊藤はやはり「あ」と一拍置いて「少し」と裏切る。

 さらに、2人の共通点を探る場面でのこんな会話。

ヒコ「友だちはわりと。まぁ、めちゃくちゃおるわけじゃないけど、一定決まった連中と長い間ずっと遊んでる」
齊藤「あ、同じです、私も。LINEの友だちが2桁ぐらいです」
ヒコ「わかる、私も」
齊藤「え、ホントですか? へー、そんな人いるんだ」
ヒコ「あんたもや」

 お互いに友だちが少ないという話題。初対面同士、共通点を見つけて盛り上がるという会話の流れ。齊藤が、LINEの友だちも2桁に留まるという具体例を出してその流れをさらに盛り上げる。

 熱が高まったところで「わかる、私も」とヒコロヒーが乗ると、齊藤はまたもや「え」と一拍置いて「そんな人いるんだ」と流れを脱臼させる。

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