会話の流れに乗りながらも、「え」とか「あ」とか短い言葉で文脈を切り替え、流れとは別のところに飛んでいく。そんな齊藤の話の展開に意表を突かれる。トーンの低さが、その予想できなさを余計に引き立てる。

 そんな齊藤に対し、あまり大げさにツッコんだりしないヒコロヒーの受けもちょうどいい。ダンス番組でありながら、少なくとも初回の放送では2人が踊ったりするわけではなかったのだけれど、その会話のリズムは心地いい。

 それにしても、不思議な雰囲気のアイドルだ、齊藤京子。愛嬌のいい同僚と比べられてバイト先をクビになった、というヒコロヒーのエピソードに同調し、彼女は語った。

「めっちゃわかるんですよ。私もテンションが一緒なので。愛嬌のある人と私だったら、絶対に愛嬌のある人をとるじゃないですか。そういう世界でずっと生きてます」

 新番組『キョコロヒー』。2人の会話のリズムに身を委ねながら、齊藤の生きる「世界」の魅力を知る時間になりそうだ。

(文・飲用てれび)

テレビの中の女たち

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