■「捨て身で、“全部出しますよ”って感じ」

「山里は気持ちを切り替えて収録に向かおうとしたんですが、局の廊下で全力疾走している華原の姿を目撃したそうです。“武者震いから、ガチ震いに変わって”“あれぐらいの感じの大人の人が全力疾走する姿って、ザワザワするじゃない”としていました。見かけて、思わず隠れてしまった、と言っていましたから、その恐怖は本物でしょう。

 オープニングトークについては、山里だけでなくマツコと矢部も躊躇があったらしく、“3人が3人、あの日、異様に長いのよ”と、華原をスタジオに呼ぶことにためらいがあり、“何か”が起きるのを恐れていたことも明かしています」(前出の女性誌記者)

 そんな状況でスタートした収録で、華原が放った第一声が、「金がすべてっすよ」だったのである。さらに、山里は座った席の都合で、オープニングトークの間に、自分だけ華原がスタンバイしている様子が分かることを説明し、当時の様子を、

「もう競馬で言うところのゲートにガシャン、ガシャンって当たってる感じ。でもカッコイイなぁって思って。捨て身で、“全部出しますよ”って感じで、ゲートにガシャン、ガシャン当たってる。
これ以上は、ゲート壊れちゃうって時に矢部さんが呼び込んで入ってきたら、第一声が“世の中、金っしょ!”っていう。すげぇなぁって」

 と、華原に感服したことや、マツコやスタッフらもその華原の姿を見て「しっかり組み合って、この覚悟に乗っていこう」という雰囲気だったことを明かしている。

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